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歯牙移植の歴史

あまり聞いた事のない歯の移植ですが、実は、今から約70年も前からある治療法です。
当時、1950~1960年代の自家歯牙移植は、虫歯で抜歯せざるを得ない奥歯にまだ生えていない親知らずを移植したり、怪我や事故で破折してしまった歯を再植したり、病気の歯根を持つ歯を1度抜歯して治療し、新たに植え直すといった治療を行っていました。

この頃歯の移植手術というのは、民間療法の1つであり、科学的な根拠はありませんでした。
この時代は、現代では行われていない”他家歯牙移植”という治療もありました。この治療は名前の通り、他の人の歯を移植するものです。1970年代に入ると、歯の移植の必要性が見直され、本格的な研究が始まりました。これにより、民間療法ではなく、歯の移植や再植が科学的そして理論的に認められ、治療法の1つとして自家歯牙移植が誕生しました。

ただ、他家歯牙移植は臓器移植と同じリスクがあり拒否反応を生じるため、あまり行われていません。

水野歯科医院